ドライスーツのインナー選びについて
スタッフブログドライスーツのインナーについて
皆さんこんにちは!宇佐美DCの小峰です。
今日はドライスーツのインナーに関しての記事です。

WET?DRY?
そもそも、WETスーツを使用すべきか、DRYスーツを使用すべきか、そこで悩まれる方もいると思います。
本当に簡単に覚えるなら、7,8,9月はWETスーツ、それ以外はすべてDRYスーツ、です。
水温が22℃を境にどちらのスーツを使うか決めればよい、なんて言われたりもしますが、伊豆では7月初旬はまだ22℃もないことが多いですし、逆に、11月でも22℃より高かったりします。
6月などは、陸はかなり温かい(暑い日もあると思います)が水温が低いからDRYスーツ、10月や11月は、水温が高いのでWETスーツでも潜れますが、陸上に上がった後に寒いのでDRYスーツ、とイメージしながら覚えると良いと思います。
寒さ、というのはかなりのストレスです。せっかくのダイビングが寒くて楽しめなかった、なんてことにならないようにしたいですね。
また、DRYスーツは、7,8,9月もいけます!
その場合は、陸上で準備している際に、出来るだけ汗をかかないようにするのがミソです。
陸上で汗をかいてしまうと、潜ってからその汗が冷えて、寒い&不快です。。。

器材のセッティングなどを全て済ませておいて、エントリー直前にDRYスーツを来て、エキジットしたらすかさずDRYスーツを脱いで休憩に入る、これがベストです!
おまけですが、コールドスプレーなどで体を冷やしておくと、夏でも快適にDRYスーツでのダイビングができたりもしますよ☆
DRYスーツのインナーは?
それでは本題です。DRYスーツのインナーはどんなものが良いでしょうか?
簡単に言うと、【さらさらしていて、温かいもの、動きやすいもの】がベストです☆
ダイビングメーカーから出ているインナーなどは、まさにそういうもので、汗をかいても、その汗を生地の外側に押し出してくれて、肌に触れている部分は常にサラサラ!となっていたりします。
では、専用にダイビングメーカーのものを揃えなくてはいけないか、というと、そういうものでもありません。
市販のトレーナーとか、ヒートテックとか、ダイビングメーカーのものでなくても大丈夫です。
また、インナーは基本的に【長袖、長ズボン、靴下】です。
半袖や半ズボン、素足はダメか?と言われると、絶対にダメではないけれど、汗で張り付いてしまって、不快、スーツを痛める、スーツが臭くなる、脱ぎにくくなる、とあまり好ましくないことのオンパレードになります。
暑いのでTシャツで潜りたいと思う時にはロンTを使いましょう。
後は時期によって、インナーの量を調整です。
6月、10月くらいは、【ロンT、または薄手の上下、靴下】
5月や11月くらいは、【Tシャツ+ヒートテック、動きやズボン、靴下】
4月や12月くらいは、【Tシャツ+ヒートテック+トレーナー、動きやすいズボン、靴下】
1月2月3月くらいは、【Tシャツ+ヒートテック+トレーナー、股引的な下半身のインナー+動きやすいズボン、靴下(場合によっては靴下2枚履きも温かい)
このくらいが目安です。

「あ、もう少し持ってくればよかった」がないように、当日、直前になって、あと一枚着よう、となった際に着ることができるようにしておくと安心です。
- インナーの種類や量によって、ウェイト量が変わります。
インナーをたくさん着込めば、温かいのは間違いありません。ただ、あまりにたくさんインナーを着こむと、ウェイト量もそれに比例して多くなることにも注意が必要です。
ちなみに、トレーナーを一枚足せば、ウェイト量は1キロ、フリースのような分厚いものをインナーとして使えば、ウェイトは2キロ増える、と覚えておきましょう。
500gくらいウェイトを増やしたい、という微調整をしたい際には、アンクルウェイト(片方ずつ500gが基本です)などをBCDジャケットのポケットに入れる、なんて方法もあります。そのあたりは、現地のスタッフに相談してみてください。
あと、大切なのは、このインナーでこのスーツを使用した時に、このウェイト量だった、ということをログブックに記入しておくことです。
そうすれば、直前になって、何キロウェイトをつければよいか見当もつかない、という事態はなくなります☆
せっかくのダイビング、いかにストレスを減らして楽しめるかはとっても重要です。
ぜひぜひ、気持ちの良いダイビングをお楽しみください!
