いまさら聞けない 器材セッティング
本日の海況皆さんこんにちは!宇佐美DCの小峰です。
今日はダイビング器材のセッティングのお話です。
いまさら聞けないけど、毎回不安で・・・

ダイビングに時々行くけれど、
毎回直前になって「そういえばセッティングがよくわからなくて不安・・・」という方も結構いると思います。
器材のセッティングって、OW講習の最初に習うと思うんですが、その時って緊張しているし、いずれ分かるだろう、くらいに思って、なんとなく教わってしまった、という方も多いと思います。
そういう場合に、結構、あとになって聞きにくいのがセッティングです。
ダイビング前って何かとせわしいことが多いですし、そんなときに、スタッフやガイドを捕まえて、「セッティングがよくわからないから、今教えてください」なんて、結構言いにくいと思うんです。
それでわからないなりに、頑張ってセッティングをしていると、教えるのではなく、代わりにやってくれるスタッフとかガイドさんがいたりして、本当は教えてほしいけど、なかなかそうも言えないので、頑張ってその光景を目に焼き付けようとしてみたり笑
でも、そういうのがセッティンなんです。今更聞きにくいんですね。
今回は、いまさら聞けない器材セッティングをおさらいしてみましょう☆

セッティングの順番はこちら
- タンクがちゃんと使えるタンクかどうかチェック
- タンクにBCDジャケットをセット
- レギュレーターをセット
- 中圧ホース(インフレーターホース)をBCDにつなぐ
- ホース類をホースホルダーなどにまとめる
- バルブを開けてタンク圧をチェック
動画で見ていただくとこんな感じになります。
注意事項はこちら
- タンクのにおいをかぐときには、顔を近づけるのは後!
いきなり顔を使づけておいてからエアーを出すと、びっくりすることがあります。まず空気を出してみて、出る量を調節してから顔を近づけましょう。
(初心者のふりをして笑いを取りたいときには、顔を近づけてから思い切り空気を出して、びっくりしてみましょう。朝のあたたかな時間が流れます笑)
- まずはBDC。最初にレギュをつけてしまうと、BCDがつけられないから。
二度手間になるだけです。しかし、最初にレギュセットをつけてしまう方が本当に多いんです。
- BCDの向きに注意しましょう。空気がどちら側に出ていくかを見れば、どちら側にBCDジャケットがあれば良いかわかるはずです。真逆につけたり、90度マガがってつけたり、よく見る失敗はたくさんあります。
- レギュレーターが右側に来るように
レギュレーターは右から来るのが一般的です。OW講習の時にも、右手をグルリと回してレギュレーターをGETする方法を学んだはずです。レギュは右、と覚えておきましょう。
- 中圧ホース(インフレーターホース)をつなぐときには、ちょっとしたコツがあります。
中圧ホースの先には「カプラー」と呼ばれるスライドできる部分があります。ホースを小指と薬指で持って、人差し指と親指が自由になるようにしておくと、ホースを持ちながらカプラーをスライドさせることが簡単です。ホースは小指と薬指で持とう!と覚えてください。
- バルブを開ける際には、優しく
バルブを開けると200気圧くらいの空気がレギュレーター内部に流れ込みます。本当に優しく開けるなら、レギュレーターかオクトパスのパージボタンを押しながらバルブを開けてみましょう。開いた。と思ったらパージボタンを離します。これによって、空気圧の逃げ道を確保しながらレギュレーター内部に空気を入れることができます。ちなみにこのやり方は絶対にしなければいけない、というものではありません。
また、バルブを開ける際に、残圧計を自分の方に向けるのは危ない、と言われます。もしも、の場合ですが、急に圧がかかって残圧計が破裂した場合を考えての事です。残圧系のガラス面は自分の方に向けない、これは細かな知識ですが大切だと思います。
一度できるようになってしまえばこっちのもの
ここまで記事を読んだら、先ほどの動画をもう一度見てみてください。なるほど!と思って頂けると思います。
いまさら聞けない、器材のセッティング。一度できるようになってしまえばこっちのものです。
次回ダイビングに行った際に、休憩時間などを利用して、5回くらい、組み立ててはばらして、をしてみてください。難しいものではないはずです。器材のセッティングがよくわからなくて、という悩みから解消されましょう!