2017年08月03日 更新

水中カメラの基本!「露出」をコントロールする!

今さら聞けない!?水中写真でも、陸上写真でも、基本中の基本「露出」。露出次第で魚も、彼女も、魅力的に撮れる!

ペリリュー、イレズミフエダイ

パラオ春の風物詩。
産卵時期になると群れ、多いと10万匹にもなるとか。
普段は水深数百メールに生息するお魚です。
ペリリューは流れが速く上級者向けのポイント。
スキルアップして是非!
f7.1:1/250:ISO400

via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY

こんにちは!MSOの田村です!

露出について。
えーーー!基本、きほん、き・ほ・ん!
なんて言われると、今さら聞けませんよね…
でもそこは「ゼロからはじめる水中写真」なので。
まとめてみました!

露出で決まる写真の明るさ

まず、露出とは撮影時に取り込まれる光の量のことです。
つまり写真の明るさがこれで決まるのですね。
その環境、状況に合った露出を【適正露出】といいます。
適正より光の量が多ければ【露出オーバー】で明るい写真に。
少なければ【露出アンダー】で暗めの写真となります。

露出を決める「絞り」と「シャッタースピード」

上記が露出を決める2要素です!
この2つの設定で撮れる写真が大きく変わるのです。
また、このバランスによって適正露出を得ます!

絞り

まずは絞り。
レンズには絞り羽根というものがあります。
これによってレンズを通過する光の量を決めるのです。
この絞り羽根をどの程度閉じるのか、もしくは開いた状態で撮るのか。
これによって【取り入れる光の量を調整】します。

絞り羽根が閉じる設定(F値大きい)→取り込む光の量は(少ない)
絞り羽根を開く設定(F値小さい)→取り込む光の量は(多い)

となるわけです。

シャッタースピード

そしてシャッタースピード。
読んで字のごとく、シャッターを切る速度のことです。
1/80秒とか1/160秒とか。
これによって【光を取り入れる時間を調整】します。

シャッタースピードを速く(数値が大きい)→光を取り込む時間は(短い)
シャッタースピードを遅く(数値が小さい)→光を取り込む時間は(長く)

となります。

バランスが重要

適正露出を得るためにはこの2つのバランスが大事です。

例えば…
・絞りを開放する=シャッタースピードを速く
・絞りを絞る=シャッタースピードを遅く

そうすれば適正露出が得られるはずです。
もちろん、(ほどほどの絞り=ほどほどのシャッタースピード)もそうですね。
ほどほど、ってなんやねん!ですが…

絞りを開放してシャッタースピードが遅ければ露出オーバーとなります。
明るすぎる写真ですね。
逆に、絞りを絞ってシャッタースピードが早いと露出アンダーで暗くなります。

そのちょうど良いところを探すのです。

【番外編】ISO感度を上げて暗い場所でも撮影可能!

暗い場所での撮影の場合、どうしても露出がアンダーになることも。
また適正露出を得るためにシャッタースピードを遅くして写真がブレてしまったり。
そんなときにはISO感度の設定を上げます。
100・125・160・200・250・・・・6400。
カメラにもよりますが、設定に結構な幅があります。
数字が大きいほど高感度となり、高感度=光を感じる感度が良いとなります。
つまり適度なブレない程度のシャッタースピードでも適正露出が得られるのです。
ただ弱点も。
ISO感度が上がると、ノイズが出て画質が粗くなります。
ですのでむやみに上げることはNGです。
無論、ISO低感度の方が画質は綺麗ということになります。

ただ、最近の高級機になると高感度でも十分綺麗だったりします。
最新のカメラでISO超高感度の10万越えの機種なんかも。
手持ちで花火とか星空撮影ができるんですって。
すんごいっすよね。

星空と天の川

星空撮影は基本三脚を使っての撮影がベターです。
これを手持ちでできるぐらいの高感度ってすごいです。最新高級機は。
私のカメラは最新ではないので…もちろん三脚使用です。
これ以上感度を上げるとだいぶザラつきが目立ってしまいます。
f2.8:30秒:ISO2000

via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY

水中での設定は?

ちなみに。
私の場合、水中では以下の設定にしています。

マクロレンズ使用時→ISO100~200
ワイドレンズ使用時→ISO400

よほど特殊な環境下でない限り、基本は固定で撮っております。
ナイトダイビングでもストロボとターゲットライトがあれば問題なしです。

ローラで見る露出の違い

はじめまして。ローラです。

MSO東京店のイメージガールです。
シャイなのであまりしゃべりません。
皆様に格好良く器材のご紹介をしています。

via MSO東京店

そんなローラに協力してもらって露出の違いを見てみることにします。
よろしくお願いします。

露出アンダー

見えません。ローラが見えません。

via MSO東京店

適正露出

ローラが見えました!

via MSO東京店

露出オーバー

ローラーーーーーーー!!!!!!!!!

via MSO東京店

ローラは露出オーバー気味で撮ったほうが魅力的に写ることが分かりました。
ありがとう。ローラ。

絞りとシャッタースピードの特性を活かす

シャッタースピードを速いめに設定したい!そんな場面もあるでしょう。
でもその分、絞りは開放気味にしなくてはなりません。
めっちゃ絞って撮りたいときには、シャッタースピードを遅くしなければ
十分な光の量が取り込めません。

では、絞りの開放具合で何が変わるの?
シャッタースピードでどんな違いが?

それはまた別の記事でご紹介していきますね。

「絞り」でガラッと雰囲気が変わる水中写真 – MSOダイビングマガジン

ふわっとさせる?しっかり撮る?

絞りについての記事です。

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