ちょっとしたことを意識するだけで、他のダイバーから差をつけよう!
こんにちは、MSO東京店の藤本です。
引き続き中性浮力についてさらに深くお伝えしていきたいと思います!
前回まではうまくできない人の共通点のお話でした。
本日からは中性浮力のちょっとしたコツをお伝えしていきます。
ア) BCDだけに頼る感覚を捨てる
イ) 呼吸をうまく使う
ウ) 浮き沈みの感覚をつかむ
エ) 適正ウエイトで潜る
オ) 自分なりの目安を作る
では、1つずつ見ていきましょう。
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ア) BCDだけに頼る間隔を捨てる
中性浮力と聞くと、まずBCDを思い浮かべる人もいると思います。確かに、水中での浮力
コントロールでは大活躍をするBCDですが、全ての浮き沈みをBCDだけで調整しようとする
のはかなり無理があります。
BCDに頼る前に、もっとスムーズに浮力をコントロールさせる手段は無いのでしょうか?
そこで注目したいのが水中での浮力を変化させる要素。
・肺
・BCD
・ウエット、ドライスーツ
・タンク
・ウエイト
水中でダイバーの体を浮かせたり沈ませたりするのは、主に上の5つ。
この中でスーツとタンク、ウェイトは陸上でセッティングするのが基本で、水中で思い通りに
すぐ調整することは難しいです。
ということは、水中で浮力コントロールをするのにメインで使えるものとして、肺とBCDが
あるということです。
肺は呼吸によって、BCDは吸排気によって、浮力をコントロールすることが出来ます。
大事なのは、肺とBCDのどちらを優先的に調節していくかということです。
浮力コントロールというと、BCDにばかり気を取られてしまう人が多いのですが、
BCDだけで中性浮力をとるのはほぼ無理なことです。
「ここまで吸気したら中性浮力!」というようなメーターがBCDに付いているわけでもなく、
しかも水中では水深が変わるたびに必要な浮力が変化してしまうのです。
インフレーターホースを探して、上体を起こして…なんてあたふたしているうちに、
水面まで浮いてしまったという経験がある人はいませんか?
どちらかと言うとBCDはざっくりと浮力コントロールをする道具です。
よりスピーディーに細かく浮力調整をするには、呼吸による肺のトリミングが必須です。
呼吸ならば身動き一つせずに、「浮いたら吐く、沈んだら吸う」というアクションで、
シンプルに浮き沈みがコントロール出来ます。
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中性浮力のコツをつかむには、まず呼吸を意識する習慣をつけましょう。
水深が10m辺りになって、呼吸だけでは対応が難しくなってきたら、
BCDを操作するようにします。
では、呼吸の使い方はどのようにすればよいのでしょうか?
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無意識でしている呼吸に、ダイビング中は意識的に行うって?